背景
最近転職活動を始めた。そのために、履歴書に載せるための顔写真を撮らなくてはならなくなった。スーツなんて今の会社の面接以来全く着ていなかったので、以前母に実家からスーツを送るよう頼んだのだが、どこにも無いらしい。母親は昔から家族のものであろうと自分にとって必要が無ければ勝手に捨てるタイプだったので、まあ何かのタイミングでスーツも捨てられたのだろう。母親とはいえ、息子の話が通じなければ、血がつながっているだけの他人だ。
久々の紳士服店
まあこんなこともあって、10年ぶりくらいにスーツを買う必要が出てきた。めんどくせえなあと思いながら、自宅から徒歩圏内にある紳士服店へ行った。オープン直後だったので客がほとんどおらず、入店してすぐ50代くらいの男性スタッフに話しかけられた。正直スーツの知識が皆無なので、すぐさま色々と質問された。スーツにこだわりが無いので、とりあえず長持ちして良い感じのスーツ一式が欲しいと伝え、ジャケットを試着させられた。その際、体のところどころをメジャーで測られたのだが、俺は首周りが意外と太いらしい。背丈が平均より低い割には肩幅があるのは以前から自覚していたが、首も太いのは言われたことがなかったので今まで気が付かなかった。男性スタッフの話によると、ウエスト周りとかでいえばMサイズだが、首や肩で言うとLサイズらしい。昔から服を試着するとなんかしっくりこないことが多かったので納得してしまった。
そんなこんなで、男性スタッフのアドバイスを受けながら、ジャケット、パンツ、ワイシャツ、靴、ベルト、タイピンを買った。全部でしめて7万弱した。普段スーツなんか買わないので、これが高いのか安いのか普通なのかもわからなかったけど、こんなことで悩んで時間かけてまた次の日に回すのが面倒だったので、試着してほとんど即決で全て選んだ。ファッションに元々疎いので、スーツなんて尚更疎い。俺のスーツ姿を喜んでくれる人もいないので、迷わず支払った。
買ったその日にスーツを着て顔写真撮ってくるかあと思ったけど、裾上げなど色々直したりする必要があるので、数日後に買った商品を受け取りに行くことになった。はあめんどくさい。金かけてめんどくさいことをするのは本当にめんどくさい。宮崎駿ばりにめんどくささに拍車がかかる。それもこれも労働のせいである。生きるのは面倒だ。
最後に一言
君たちはどう生きるか。俺は早く宝くじを当てて労働とおさらばしたい。
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