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6枚のアルバムを全曲演奏計4時間のBRAHMANのライブを観てきた

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BRAHMANとの出会い

中学でSOUL’d OUTにハマってそこから音楽に興味を持つようになり、高校生の頃には毎週CDTVを見るような生活を送っていた。あの頃のCDTVは、50位から1位のシングルCD週間チャートを毎回放送しており、そこでいろいろな歌手やバンドを知ることができたので毎週楽しく見ていた。

確か高1のころ(2007年くらい)にいつものようにCDTVを見てると、トップ10にBRAHMANのHandan’s pillowと逆光の両A面シングルがランクインしていた。これがBRAHMANとの初めての出会いだった。CDTVで聴いたのはサビの数秒だけだったがその頃俺が認識していた人気のバンドである、バンプ、ラッド、アジカン、エルレなどのバンドとは全く違った独特な曲調と歌で、一瞬で興味を引かれてしまった。

Handan’s pillowのPV。これはシングルバージョンだが、アルバムバージョンだと曲構成が少し違う。

そこからBRAHMANについて調べて過去の曲を聴き漁るようになった。中学までは野球をやっていたので、SEE OFFを初めて聴いた時には「これ甲子園で応援歌でながれてるやつじゃん!!!」と驚いたことを覚えている。(BRAHMANを知らない人でも甲子園を見たことがある人であれば大体聴いたことがあると思う)

甲子園の応援歌でおなじみSEE OFF。
これは再録なので歌い方や歌詞が原曲と違っているが聞き覚えがある人はまあまあいると思う。(原曲は公式に上がっていない)

高校生の時はBRAHMANを1番聴いた(2番目にthe band apartを聴いた)インディーズで出したA MAN OF THE WORLDを始め、メジャー1stアルバムのA FORLORN HOPE、2ndアルバムのTHE MIDDLE WAY、その他のシングルをCDショップで買って何回も聴いた。高2の頃には3rdアルバムのANTINOMYが出たので、ここで初めてBRAHMANの新譜をリアルタイムで聴くことができた。

BRAHMANのファンはAIR JAM世代(俺よりも10個以上年上)の人が多いと思うので、周りにBRAHMANを聴いている人はほとんどおらず、1番聴いていたのにほとんど友達と話すことの無いバンドだった。友達とカラオケに行った時にANSWER FOR…を歌ったら、作詞でクレジットされている「TOSHI-LOW」の字面で友達に笑われたことは覚えてる。

大学に入ってから軽音楽サークルでようやくBRAHMANの話ができる人ができたが、いろいろコピバンをやったにもかかわらずBRAHMANのコピバンをやることが無かったのは心残りになっている。(金が無くてBRAHMANのギターサウンドには欠かせないBOSS PS-2を手に入れられなかったのが1つの要因)

大学ではようやくライブハウスに通える環境ができたので、2回ほどBRAHMANのライブを観ることができた。その中で、オレンジレンジとのツーマンが意外な組み合わせ過ぎて1番記憶に残っている。あのライブはどちらも最高だったなあ。

ライブ会場へ

そんなこんなで、大学ではいろんな友達や先輩後輩ができたおかげで、高校生の頃よりも聴く音楽の幅が広がったこともあり、BRAHMANを聴く頻度がかなり下がってしまった。社会人になり関東に住み始めてからは、地元沖縄では見られない有名なバンドやアーティストのライブに行くようになり、BRAHMANのライブに全く行くことが無かった。(ここ数年はK-POPを主に聴いていた)

しかし、今回のライブはいままで出してきたアルバム全曲演奏するということで、流石にこれは行くしかないと思い、久々にチケットを購入した。諸事情で激しい運動をすることができなかったので指定席を購入した。

ライブ当日、自宅から1時間半かけて関内駅に着いた。関内駅に来るのは2019年のSuchmosのハマスタでのライブ以来だった。駅からライブ会場に行ってみると、いままで見たことが無い数のBRAHMANファンが集結しており、前日に26年ぶりの日本一に輝いた横浜ベイスターズのファンくらいいるように錯覚した。全くの主観だが、今まで観てきた他のライブよりもイカつい人が多いと感じた。

関内駅前にあったライブ広告

会場に入ってみると、俺の席は下手側の3階席だった。もっと真ん中の方で見たかったなあとは思ったものの、これだけお客さんがいればそんな席を取るのは難しいので、チケット買えただけでもマシだと思うことにした。

指定席から見たライブ会場

そして約10年ぶりのBRAHMAN

開演時間の16:30を15分くらい?過ぎてようやくライブが始まった。最初はお馴染みのオープニングSEから始まった。これを聴いてようやく、ついに始まるぞ!とワクワクした。

BRAHMANのオープニングSEでお馴染みのブルガリア民謡

SEが終わると楽器隊の演奏が始まった。しばらくして、舞台袖からゆっくり階段を上がってくるTOSHI-LOWが見えてテンションが爆上がりした。この様子は下手側からしか見られない角度だったので、この時ばかりはこの席で良かったと思えた。

5thアルバム 梵唄 -bonbai-

ライブはまずメジャー5thアルバムの曲から始まった。正直に言うと4thと5thのアルバムはそこまで聴き込んでいなかったので、何の曲を演奏したのかちゃんとわかっていなかったが、それでもBRAHMAN節全開の曲しかなく、安定してパワフルなTOSHI-LOWの歌声と楽器隊の演奏で凄く楽しめた。1階の自由席はというと、案の定地獄みたいなモッシュとダイブが始まっており、しょっぱなからめちゃくちゃ盛り上がっていた。

4thアルバム 超克

5thアルバムの曲を一通り演奏し終えると、またしてもオープイングSEが流れたので思わず笑ってしまった。SEが終わるとすぐに4thアルバムの演奏が始まった。この後まだ60曲くらい残っているのに休憩これだけ!?とめちゃくちゃ驚いてしまった。
4thアルバムの曲だと賽の河原が1番好きなのだが、ライブで聴いてもとても良かった。

3rdアルバム ANTINOMY

4thアルバムの演奏が終わるとまたしてもオープニングSEが流れ、これ最後まで持つのか?と不安になったが、SEが終わるとまたすぐ3rdアルバムの演奏が始まった。

この辺りから聴き込んできた曲ばかりが演奏された。The Only Wayから始まり、Speculation、Epigram、Stand Aloof
、Silent Dayがめちゃくちゃ昔大好きだったので、ライブに観に来て良かったあ!と思った。

その後、Handan’s Pillowなどの演奏を終えて、俺がBRAHMANで1番好きな曲であるCAUSATIONの演奏が始まった。この曲が本当に大好きで、アルバムバージョンよりもシングルバージョンが最高だろ!とこだわるくらいには大好きな曲だった。
この曲はTOSHI-LOWの激しさと優しさが混ざり合った歌唱もさることながら、ギター、ベース、ドラム、コーラスどれを取っても個人的に最高の曲なので、初めてライブで聴けて胸がいっぱいになってしまった。最後のサビで一瞬だけピッチシフターの効いたギターで鳴らされる「テレレレー!」というフレーズ(BRAHMANファンならみんなわかると思う)の部分で思わず涙を流してしまった。あの一瞬のフレーズが本当にたまらない。

これがCAUSATION(シングルバージョン)
最初から飛ばさずに聴いて4:18のテレレレー!が来た時のカタルシスたるや。

2ndアルバム THE MIDDLE WAY と思いきや

3rdアルバムの演奏を終えると、またオープニングSEが流れた。ここまでまだパフォーマンスは安定しているけど、ようやく半分くらいかとまたしても不安になった。でも、次は2ndアルバムの曲だしThe Voidから始まるな!と気持ちを切り替えてわくわくしていると、SEが終わってすぐにThe Voidの演奏が始まった。この曲もめちゃくちゃ好きなので、あのイントロを聴くとまたテンションがブチ上がった。

The VoidのPV。なぜか間奏で楽器が爆発する。

1曲目の演奏が終わり、2ndアルバムの2曲目ってそういやなんだっけな?と考えていたら、「其処に立つ!!!!!」とまさかの1stアルバムのBASISが始まった。これはやられたなと思った。そこからはもう休憩が一切無く、インディーズアルバム、1st、2ndの曲がバラバラに演奏されまくる怒涛の2時間が始まった。

好きな曲があり過ぎてもうどこから話せばいいかわからないけど、NEW SENTIMENT、GOIN’DOWN、SEE OFF、FOR ONE’S LIFE、SHADOW PLAY、DEEP、MIS 16、DOUBLE-BLIND DOCUMENTS、CIRCLE BACK、SHOWなど、好きな曲をあげればキリがないが、パフォーマンスを全く落とすことなく最後まで駆け抜けてしまって、もう本当に体力気力技術どれもバケモノのライブだった。最後の曲はみんな大好きTONGFARRで締められた。

これがTONGFARR。再録なので原曲に少しアレンジが加わっているが、これはこれで好き。

そしてアンコール

アンコールでは、まさかのミニアルバムに収録されているFLYING SAUCERが演奏された。その後もミニアルバムの大人気曲であるBEYOND THE MOUNTAIN(お祭りみたいな曲)とARTMANが続けて演奏され、これでようやく全ての演奏が終わった。当初72曲の予定だったのに、それを超えて最終的に75曲が演奏されてしまった。最後の最後まで力こそパワーみたいな歌と演奏で、日本シリーズ最終戦延長15回完投勝利みたいなライブだった。前日は横浜ベイスターズが日本一だったけど、この日は間違いなくBRAHMANが日本一に輝いていた。

これがBEYOND THE MOUNTAIN。お祭りみたいな曲。
ミニアルバムの方も良いが、CAUSATIONに入っているやつが1番好き。

演奏終了後

演奏が終わった後は、BRAHMANの新曲MVがステージに投影された。今までBRAHMANのMVで見たことないカッコいいカメラワークだったので1人で爆笑してしまった。MVが終わった後は、来年に新しいアルバムが出るということが発表された。ここ10年くらいBRAHMANを疎かにしていたので、これを機に昔持っていたBRAHMAN熱を再燃させようと思った。

BRAHMANの新曲。カメラワークで笑ってしまった。

最後に一言

俺、BRAHMANを始めるためにBOSSのPS-2買います!!!!!

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この記事を書いた人

千葉在住のシステムエンジニア。

普段の生活や趣味、勉強したことなどを記録として残すためにブログを始めました。
ヌオーとキイロイトリとタキシードサムが好き。

出身:沖縄県
趣味:ギター、音楽、映画、アニメ、漫画、外食、プロ野球観戦など

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